
「もらい事故なのに、レンタカー会社から修理代を請求されるの?」
結論、相手の過失が10割のケースを除き、あなたに少しでも過失があれば、修理費用やNOC(営業補償)が発生します。 損をしないための費用負担の仕組みと注意点を解説します!
もらい事故でもお金はかかる?カギは「過失割合」

レンタカー利用中の事故でお金がかかるかどうかは、「過失割合(どちらにどれだけ責任があるか)」で決まります。
お互いの車が動いていた事故では、相手が急に突っ込んできた場合でも、こちらに1〜2割の過失があると判定されるケースがほとんど。過失割合による負担の違いは以下の通りです。
| 事故の状況(過失割合) | 自己負担の有無 |
|---|---|
|
相手の過失が10割 (10 : 0 / 信号待ちでの追突など) |
原則、自己負担はゼロ |
|
双方に過失がある場合 (9:1、8:2など / 双方走行中など) |
自己負担(費用請求)が発生する |
「自分は普通に走っていただけなのに!」と思っても、お互いの車が動いていると過失がゼロになることは本当に珍しいんです。万が一の証拠になるようにドライブレコーダー付きの車両を選ぶとさらに安心です。
サクッとわかる「免責補償」と「NOC補償」の違い

レンタカーの補償選びで絶対に知っておきたい2つの言葉ですが、役割と自己負担額の目安は以下のように全く異なります。
事故を起こしてしまった際、対物賠償や車両保険の自己負担金となる「修理代(最大10万円程度)」をカバーして0円にするための補償です。
車の修理や清掃が必要になり、その車が使えない期間の「お店への営業補償(2万〜5万円)」をカバーして0円にするための補償です。
「免責金とNOCの仕組みについて、もっと詳しく基本から知りたい!」という方は、以下の記事でさらに分かりやすく徹底解説していますので、合わせてチェックしてみてくださいね。
油断禁物!もらい事故でも「自腹」になる落とし穴

ここでは、自分に全く非がないもらい事故であっても、思わぬ形で費用が発生してしまうレンタカー特有の罠について詳しく解説します。
レンタカー特有の罠「NOC(ノンオペレーションチャージ)」の金額目安
特に注意したいのが、車の修理期間中の営業補償である「NOC(ノンオペレーションチャージ)」。
こちらに1割でも過失があると、修理代は相手の保険で大半をカバーできても、NOCに関しては一律で全額請求されるケースがほとんどです。通常の「免責補償(修理代免除)」ではこのNOCは免除されません。金額の目安は以下の通りです。
| 事故後の車の状態 | NOC(営業補償)の金額目安 | 補足 |
|---|---|---|
| 自走可能 | 20,000円程度 | 傷はあるが、店舗へ自力で返却できる状態 |
| レッカー移動が必要 | 50,000円程度 | 自走不可能、または安全上運転できない状態 |
【加入プラン別】双方に過失がある場合の自己負担額一覧
では、少しでもこちらに過失(責任)があると判定された場合、実際の自己負担額はいくらになるのでしょうか。 「借りる時にどの補償プランに入っていたか」による違いを一覧表にまとめました。
| 加入していた補償プラン | 免責金(修理代の負担) | NOC(営業補償の負担) |
|---|---|---|
|
① 補償プラン未加入 (基本料金のみ) |
最大5万〜10万円 対物・車両の免責金が実費となります。 |
2万〜5万円 お店への営業補償が全額かかります。 |
| ② 免責補償のみ加入 |
0円 修理代の自己負担はなくなります。 |
/ 補償なし(実費2万〜5万円) |
|
③ 免責補償+NOC補償 (安心パック・フルカバー等) |
0円 |
0円 営業補償(NOC)も一律で免除されます。 |
表の通り、一般的な「② 免責補償のみ」に入っているだけでは、NOC(営業補償)の欄は斜め線(補償なし)になってしまいます。
もらい事故での大損を防ぐ最大の自己防衛策は、両方がセットになったフルカバープラン(安心パック等)(③)を予約時に選んでおくことです。これに入っておけば、万が一こちらに過失がついても自己負担は完全に0円になります。
レンタカー予約時に「基本料金が安い!」と思っても、補償が別料金になっていることが多いです。出発当日に慌てないよう、予約の段階でどこまで補償されるプランなのかをしっかりチェックしておきましょう!
【最重要】要注意!もらい事故でも「全額自腹」になるNG行為
どれだけ手厚いフルカバーの安心パックに加入していて、相手が100%悪いもらい事故だったとしても、以下の行為をすると「規約違反」となり補償が一切使えなくなります(すべて全額自腹)。 必ず頭に叩き入れておきましょう。
どんなに小さなかすり傷でも、その場で警察(110番)を呼ばないと保険が適用されません。
契約時にレンタカー会社に免許証を提示していない友人や同乗者が運転中に事故に遭うと、一発で補償対象外になります。
相手が「警察を通さずにその場で5万円で示談にしよう」などと持ちかけてきても、絶対に受けてはいけません。無断示談は保険規約違反となり、後からトラブルに発展します。
もらい事故でも油断は禁物!事前に対策を
相手に100%の過失がない限り、レンタカーではNOCなどの費用が発生してしまうのが現実です。
楽しい旅行やドライブを台無しにしないためにも、万が一の過失をカバーしてくれる「NOC補償プラン(安心パックなど)」への加入をぜひ検討してみてくださいね!



